第一部 第1話「終電のないホーム」

エピソード

青い切符を持つ子猫と、帰らない母親の記憶。

終電が過ぎたはずの夜。

誰もいないホームで、
一匹の小さな子猫が、帰らない誰かを待っていました。

子猫の名前は、ユノ。

その前足には、途中で破れた青い切符。
そしてユノのそばには、淡い光を放つ一つの迷い星が浮かんでいました。

星に残されていたのは、
ユノの心から消えなかった、悲しい一瞬。

けれど、記憶に映っているものだけが、
あの日に起きたすべてなのでしょうか。

ちゃちゃまるとワルルがたどり着いた、
終電のない夜のホーム。

閉ざされた扉。
動かない時計。
行き先の消えた案内板。

そして、破れた青い切符が光を放つ時、
止まっていた夜が、静かに動き始めます。


公開状態

第一部 第1話「終電のないホーム」は、現在公開準備中です。

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予告

言えなかった言葉は、ときどき星になる。
会えなかった誰かへの想いも、帰れない約束も。
行き場をなくした夜、星は迷う。

行き場を失った想いは、
星幻夜で「迷い星」となって現れることがあります。

迷い星には、誰かの記憶が残されていることがあります。

しかし、星が映すものは、
過去に起きた出来事のすべてとは限りません。

心に最も深く残った一瞬だけが、
まるで真実のすべてであるかのように、
映し出されることがあります。

第一部第1話では、
母親を待ち続ける子猫ユノと、
そのそばに浮かぶ迷い星の物語が描かれます。


第1話のあらすじ

雨の降る夜。

ちゃちゃまるとワルルは、
終電を過ぎても明かりの消えない古い駅へたどり着きます。

ホームにいたのは、
破れた青い切符を持つ小さな子猫、ユノ。

ユノは、離れ離れになった母親が迎えに来るのを
ずっと待っていました。

しかし、母親は現れません。

ユノのそばに浮かぶ迷い星には、
母親とのある記憶が残されていました。

その記憶を見たユノは、
母親が自分のもとへ来なかったのだと思っています。

ちゃちゃまるは、
まだ分かっていないことがあるとユノに語りかけます。

一方のワルルは、
迷い星が映す記憶の危うさを知っていました。

「迷い星が映すのは、見たもの全部じゃない。」
「心に一番深く刺さった、一瞬だけだ。」

一つの記憶だけでは見えなかった、
あの日のもう一つの出来事。

閉ざされた扉と青い切符が反応した時、
ユノの止まっていた夜が、再び動き始めます。


主な登場者

ユノ

破れた青い切符を持ち、
夜の駅で母親を待っている小さな子猫。

灰色と白の毛並みと、大きな青い瞳を持っています。

ユノがなぜ星幻夜へたどり着いたのか、
青い切符がなぜ破れているのかは、まだ分かっていません。


リネ

ユノと離れ離れになった母猫。

ユノの記憶には、リネが自分のもとへ現れなかった一瞬が残されています。
ただし、この記憶だけでは、リネがその時どこにいたのか、何をしていたのかを判断できません。


ちゃちゃまる

迷い星を帰る場所へ導きながら、
星幻夜を旅する茶トラの子猫。

ユノが見た記憶を否定するのではなく、
まだ見えていない可能性を信じようとします。

「ママが来なかった理由、まだ分からないよ。」
「でも……ママがユノを助けようとしたことは、本当だと思う。」

ワルル

ちゃちゃまると共に星幻夜を旅するブラックスモークの黒猫。

夜の駅や迷い星について多くを知っていますが、
自分の過去についてはほとんど語りません。

ユノの迷い星に残された記憶を見て、
ある違和感に気づきます。

「だから、その一瞬が……全部の真実みたいに見える。」

ワルルがなぜ迷い星の性質を知っているのかは、
現在公開されていません。

第1話に登場するもの

迷い星

行き場を失った想いが、
星の姿となって現れたもの。

記憶、後悔、願い、約束などと
結びついている場合があります。

ただし、迷い星が映す記憶だけで、
過去のすべてを判断することはできません。

[迷い星の記録を読む]


青い切符

夜の駅で確認されている不思議な切符。

持ち主の名前、記憶、
帰りたい場所などに反応する可能性があります。

ユノが持っていた青い切符は、
途中で破れていました。

[青い切符の記録を読む]


夜の駅

迷い星と、その想いに関係する者が
たどり着くことのある古い駅。

ホームの数、列車の時刻、駅の構造には、
いくつもの矛盾が確認されています。

[夜の駅の記録を読む]


第7ホーム

第1話の舞台となるホーム。

案内板には「7」が表示されていますが、
駅の構内図に同じ番号が存在するかは確認されていません。

[第7ホームの記録を読む]

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